損益計算書の構造
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2022-06-30), 10-K (報告日: 2021-06-30), 10-K (報告日: 2020-06-30), 10-K (報告日: 2019-06-30), 10-K (報告日: 2018-06-30), 10-K (報告日: 2017-06-30).
- 売上高の割合
- 売上高に対する各指標の割合は、一定の範囲内で推移しており、特に売上原価は2017年から2022年にかけて約75%前後で安定しています。粗利益率はおおむね24%から28%の間で推移し、総じて堅調な収益性を示しています。一方、販売費及び管理費は売上高の約10%から12%で安定しており、全体として効率的な費用管理が行われていることが示唆されます。
- 収益性の動向
- 営業利益率は2017年の約11.9%から2022年には約18%へと向上しており、収益性の改善が見られる。税引前当期純利益率も高い水準で推移し、特に2019年と2021年には13%以上の利益率を記録しています。これらの増加は、収益構造の改善やコスト管理の最適化に起因している可能性がある。
- 特殊項目とその他の収益
- 資産除却益または損失は小幅な変動を示し、2021年に一時的に大きく増加していますが、2022年には再び低水準に戻っています。その他の収入(費用)については、2017年から2021年にかけてプラスの値を維持していますが、2022年には-6.21%と大きく減少し、特定の費用または収入の喪失が影響したと考えられる。
- 純利益の動向
- 税引後純利益は2017年から2021年にかけて全体的に増加し、2021年には売上高の12.18%に達していますが、2022年には約8.3%に下降しています。これは、純利益の増減に伴う収益性の変動を示し、外部要因や会計処理の変化が影響している可能性がある。
- その他の重要な指標
- 非支配持分に関しては、わずかな負の値が継続しており、子会社の利益配分に関する構造を反映しています。普通株主に帰属する当期純利益は、売上高に対して安定した割合を保持しながらも、2022年にはやや減少しています。全体として、収益性は高い水準を維持しつつも、2022年には一部の指標で調整や外部環境の変化の影響が見られる。