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O’Reilly Automotive Inc. (NASDAQ:ORLY)

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貸借対照表:負債と株主資本 

貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。

負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。

O’Reilly Automotive Inc.、連結貸借対照表:負債および株主資本

千米ドル

Microsoft Excel
2021/12/31 2020/12/31 2019/12/31 2018/12/31 2017/12/31
買掛金 4,695,312 4,184,662 3,604,722 3,376,403 3,190,029
自己保険準備金 128,794 109,199 79,079 77,012 71,695
未収給与 107,588 88,875 100,816 86,520 77,147
未払給付金と源泉徴収 234,872 242,724 98,539 89,082 69,308
未払いの法人税 16,786 11,013
オペレーティング・リース負債の現在の部分 337,832 322,778 316,061
その他の流動負債 370,217 297,393 270,210 253,990 239,187
流動負債 5,874,615 5,262,417 4,469,427 3,894,020 3,647,366
長期借入金 3,826,978 4,123,217 3,890,527 3,417,122 2,978,390
オペレーティング・リース負債(流動分を除く) 1,701,757 1,718,691 1,655,297
繰延法人税 175,212 155,899 133,280 105,566 85,406
その他の負債 206,568 196,160 171,289 210,414 207,677
非流動負債 5,910,515 6,193,967 5,850,393 3,733,102 3,271,473
総負債 11,785,130 11,456,384 10,319,820 7,627,122 6,918,839
優先株、額面0.01ドル。発行済株式総数および発行済株式数
普通株式、額面0.01ドル 670 711 756 790 843
追加資本金 1,305,508 1,280,841 1,280,760 1,262,063 1,265,043
赤字剰余金 (1,365,802) (1,139,139) (889,066) (909,186) (612,840)
その他の包括利益累計額(損失) (6,799) (2,155) 4,890
株主資本(赤字) (66,423) 140,258 397,340 353,667 653,046
総負債・自己資本(赤字) 11,718,707 11,596,642 10,717,160 7,980,789 7,571,885

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31).


負債の動向

2017年から2021年にかけて、買掛金は一貫して増加し、特に2020年と2021年にかけての伸びが顕著である。流動負債の総額も同様に増加傾向にあり、2021年には約5.87億千米ドルに達している。

長期借入金は2017年から2019年にかけて増加し、その後2020年に若干増加した後、2021年には減少に転じている。同時に、オペレーティング・リースの負債も流動分を除く部分を含めて増加傾向にあり、2021年には約1.7億千米ドルに達している。

総負債は2017年の約6.92億千米ドルから2021年には約11.78億千米ドルへと増加しており、負債の規模拡大が見て取れる。特に、未払法人税や長期借入金の増加が負債の増加に寄与している。

自己資本の変遷

株主資本は、2017年の約653百万千米ドルから2021年には赤字に転じ、-66百万千米ドルにまで減少している。この間、追加資本金は比較的安定して推移しているが、赤字剰余金が拡大し続けている点が特徴的である。

赤字剰余金は、2017年の-612百万千米ドルから2021年には-1,368百万千米ドルに激しく拡大しており、企業の累積的な赤字が深刻化していることを示している。

その他の包括利益もマイナスに転じており、累積的な損失の増大と株主資本の減少に影響を与えている。

総資産とバランスの特徴

総負債・自己資本(赤字を含む)は、2017年の約75.72百万千米ドルから2021年には約117.19百万千米ドルに増加している。負債の増加が主な要因であり、資産の拡大に伴う流動負債・固定負債の両方の増加が見られる。

一方、自己資本の減少と赤字の拡大により、純資産の規模は縮小し、2021年にはマイナスに転じている。これにより、資本の健全性が低下しており、財務の安定性に懸念が示される。

収益性および財務構造のポイント

損益計算書に関する情報は示されていないため、収益性に関しては評価できないが、赤字の拡大から見ると、累積的には収益性の問題が継続している可能性がある。負債の増加と自己資本の縮小は、財務レバレッジの上昇とリスクの増大を示している。

負債比率などの詳細な指標は得られないものの、負債と資本の動向からは、持続的な財務改善が必要な状況であると考えられる。