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Adobe Inc. (NASDAQ:ADBE)

選択した財務データ 
2005年以降

Microsoft Excel

損益計算書

Adobe Inc.、損益計算書から選択した項目、長期トレンド

百万米ドル

Microsoft Excel

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-11-29), 10-K (報告日: 2023-12-01), 10-K (報告日: 2022-12-02), 10-K (報告日: 2021-12-03), 10-K (報告日: 2020-11-27), 10-K (報告日: 2019-11-29), 10-K (報告日: 2018-11-30), 10-K (報告日: 2017-12-01), 10-K (報告日: 2016-12-02), 10-K (報告日: 2015-11-27), 10-K (報告日: 2014-11-28), 10-K (報告日: 2013-11-29), 10-K (報告日: 2012-11-30), 10-K (報告日: 2011-12-02), 10-K (報告日: 2010-12-03), 10-K (報告日: 2009-11-27), 10-K (報告日: 2008-11-28), 10-K (報告日: 2007-11-30), 10-K (報告日: 2006-12-01), 10-K (報告日: 2005-12-02).


収入
2005年の約1,966百万米ドルから始まり、2009年には約2,946百万米ドルへ増加した。その後、2013年には約4,055百万米ドルへわずかに減少したものの、2015年には約4,796百万米ドルへ拡大した。以降は長期的に成長が続き、2019年には約11,171百万米ドル、2020年には約12,868百万米ドル、2021年には約15,785百万米ドル、2022年には約17,606百万米ドル、2023年には約19,409百万米ドル、2024年には約21,505百万米ドルへと拡大した。2015年以降の成長は顕著で、2015年時点と比較して2024年末には約4.5倍の規模へ拡大しており、期間全体の年平均成長率はおおよそ18%程度と推定される。
営業利益
2005年の約728百万米ドルから開始し、2009年には約691百万米ドルへ低下、2010年以降は回復して2012年には約1,180百万米ドルへ達した。その後、2013年には約423百万米ドル、2014年には約413百万米ドルへ再度低下したが、2015年には約903百万米ドル、2016年には約1,494百万米ドル、2017年には約2,168百万米ドル、2018年には約2,840百万米ドル、2019年には約3,268百万米ドルと回復を加速させた。2020年には約4,237百万米ドル、2021年には約5,802百万米ドル、2022年には約6,098百万米ドル、2023年には約6,650百万米ドル、2024年には約6,741百万米ドルへと着実に増加しており、2014年時点の低水準を抜けて以降は高水準を維持している。
手取り
2005年の約603百万米ドルから始まり、2009年には約387百万米ドル、2013年には約290百万米ドル、2014年には約268百万米ドルへ低下する局面がみられた。その後、2015年には約630百万米ドル、2016年には約1,169百万米ドル、2017年には約1,694百万米ドル、2018年には約2,591百万米ドル、2019年には約2,951百万米ドルへ回復した。2020年には約5,260百万米ドルへ急増し、2021年には約4,822百万米ドル、2022年には約4,756百万米ドルへやや低下した後、2023年には約5,428百万米ドル、2024年には約5,560百万米ドルへ再び安定して推移している。

貸借対照表:資産

Adobe Inc.、アセットから選択したアイテム、長期トレンド

百万米ドル

Microsoft Excel

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-11-29), 10-K (報告日: 2023-12-01), 10-K (報告日: 2022-12-02), 10-K (報告日: 2021-12-03), 10-K (報告日: 2020-11-27), 10-K (報告日: 2019-11-29), 10-K (報告日: 2018-11-30), 10-K (報告日: 2017-12-01), 10-K (報告日: 2016-12-02), 10-K (報告日: 2015-11-27), 10-K (報告日: 2014-11-28), 10-K (報告日: 2013-11-29), 10-K (報告日: 2012-11-30), 10-K (報告日: 2011-12-02), 10-K (報告日: 2010-12-03), 10-K (報告日: 2009-11-27), 10-K (報告日: 2008-11-28), 10-K (報告日: 2007-11-30), 10-K (報告日: 2006-12-01), 10-K (報告日: 2005-12-02).


分析の要点
本データセットの期間は2005/12/02から2024/11/29までをカバーし、単位は百万米ドルである。流動資産と総資産の推移を中心に、長期的な成長と資産構成の変化が読み取れる。
全体のトレンド
総資産は長期的に増加しており、2005年の2440から2024年の30230へと大幅に拡大している。特に2017年から2018年にかけて大幅な増加が見られ、以降も成長が続き、2023-2024年には過去最高水準に近づいている。一方、流動資産は全体として増加傾向にあるが、2018年には大幅に減少し、その後2019年以降回復して2023-2024年には高水準に達している。
流動資産の推移
初期には流動資産が総資産の大部分を占めていたが、2006年以降は比率が低下し、2017年には約50%近くまで回復したものの、2018年には約26%へ急低下した。以降2019年から2024年にかけて再び回復し、最終年時点では約37%程度となっている。流動資産の大幅な落ち込みは資産構成の大きな変化を示唆する可能性がある。
総資産の推移と資産構成の変化
総資産は長期にわたり着実に拡大しており、特に2017-2018には急速な成長を示す。2018年には非流動資産の増加が顕著となり、総資産の伸びが流動資産の伸びを上回っていると解釈できる。2022年には小幅な調整が見られるものの、2023-2024年には再度拡大し、2024年末時点で過去の水準を更新している。
洞察と結論
資産基盤は長期的に拡大しており、成長局面では非流動資産の寄与が大きいことが読み取れる。流動資産のボラタイルな動きは短期の資金繰りや在庫・売掛金の動向といった要因に左右されやすいと考えられる。2018年の顕著な総資産の増加と流動資産の相対比率の低下は、資産構成の変化、あるいは企業買収・資産再評価などの要因が影響している可能性を示唆する。全体としては、2020年代に入って再び堅調な成長が続いており、資産の地盤強化が進んでいると評価できる。

貸借対照表:負債と株主資本

Adobe Inc.、負債および株主資本から選択された項目、長期トレンド

百万米ドル

Microsoft Excel

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-11-29), 10-K (報告日: 2023-12-01), 10-K (報告日: 2022-12-02), 10-K (報告日: 2021-12-03), 10-K (報告日: 2020-11-27), 10-K (報告日: 2019-11-29), 10-K (報告日: 2018-11-30), 10-K (報告日: 2017-12-01), 10-K (報告日: 2016-12-02), 10-K (報告日: 2015-11-27), 10-K (報告日: 2014-11-28), 10-K (報告日: 2013-11-29), 10-K (報告日: 2012-11-30), 10-K (報告日: 2011-12-02), 10-K (報告日: 2010-12-03), 10-K (報告日: 2009-11-27), 10-K (報告日: 2008-11-28), 10-K (報告日: 2007-11-30), 10-K (報告日: 2006-12-01), 10-K (報告日: 2005-12-02).


データの範囲と単位
データは2005/12/02から2024/11/29までの期間をカバーし、各項目は百万米ドル単位で表されている。行には流動負債、総負債、長期負債(総負債の別項目と解される列)、株主資本の4項目が含まれる。
総額の推移とレバレッジの変化
総負債は期間を通じて一貫して増加しており、2005年の576百万ドルから2024年には16125百万ドルへ拡大している。流動負債は生起の波はあるものの、全体として増加傾向が顕著で、特に2019年に大幅な上昇を示し、その後も高水準を維持した後、2020年以降は再び上昇している。株主資本は初期に非常に大きく変動する局面があったものの、長期的には安定した成長を示し、2023年には高水準へ達した後、2024年には再度減少している。これらの動きを総括すると、総負債の成長が株主資本の成長を上回る局面が多く、期間を通じてレバレッジが拡大してきた流れが読み取れる。
流動負債の動向
流動負債は2005年の約480百万ドルから徐々に増加し、2019年には約8191百万ドルへ急増した。その後2020年には約5512百万ドルへ一時的に低下したが、2021年以降再び上昇を続け、2024年には約10521百万ドルとなっている。期間中の大きな変動はあるものの、全体としては高水準で推移する状況が続いている。
総負債の動向
総負債は初期の水準から着実に増加しており、2005年の約576百万ドルから2024年には約16125百万ドルへと拡大している。2017年以降の増加ペースが顕著で、2018年以降の急伸や、2019-2021年の水準高が継続している点が特徴的である。最高水準は2024年の段階で確認でき、期間中の財務負担が大きくなっていることが読み取れる。
長期負債の動向
長期負債は2008年以降に記録が始まり、2018年頃から急激に上昇して約4125百万ドルへ達した。その後もおおむね4100-4200百万ドル程度で推移し、2024年には5628百万ドルへ再び上昇している。2008年以前は非記載だが、2018年以降の急拡大は長期ファイナンスの積極化を示唆しており、資本構成の長期性が強まっていることを示す。
株主資本の動向
株主資本は2005年の約1864百万ドルから急速に拡大し、2006年には約5152百万ドルへ増加した。その後、2007年には4650百万ドルへ減少する局面もあったが、以降は一貫して増加傾向を保ち、2010年代を通じて高水準へと上昇した。2018年には約9362百万ドル、2019年には約10530百万ドル、2020年には約13264百万ドル、2021年には約14797百万ドルへ達している。2022年には若干の低下が見られ、2023年には再び最高水準の約16518百万ドルへ、2024年には約14105百万ドルへ減少している。全体としては長期にわたり成長を維持する一方、2022-2024年には変動が顕著となっている。
資本構成上の示唆
全体として、総負債の増加と同時に株主資本も成長しているが、総負債が株主資本を上回る期間が長くなっており、レバレッジの増大傾向が継続している。流動負債の近接水準は高止まりする年もあり、財務上の柔軟性を一部制約する可能性がある。長期負債の急増(特に2018以降)と株主資本の大幅増加が同時に進行している点は、資本調達手段が多様化していることを示唆する。一方、株主資本のピーク後には一部減少が見られ、資本コストや市場評価の影響を受けている可能性が読み取れる。
結論の要点
期間を通じて総負債が顕著に増加しており、株主資本も長期にわたり成長しているものの、2022年以降と2024年の株主資本の減少を含め、資本構成には変動が見られる。流動負債は大きな変動を伴いながら高水準を維持する局面があり、長期負債の急増が全体の財務レバレッジを押し上げている。これらの点から、資本構成の信頼性と財務柔軟性のバランスを観察することが重要であり、今後の資本調達方針やキャッシュフローの安定性が、財務健全性の鍵となると考えられる。

キャッシュフロー計算書

Adobe Inc.、キャッシュフロー計算書から選択した項目、長期トレンド

百万米ドル

Microsoft Excel

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-11-29), 10-K (報告日: 2023-12-01), 10-K (報告日: 2022-12-02), 10-K (報告日: 2021-12-03), 10-K (報告日: 2020-11-27), 10-K (報告日: 2019-11-29), 10-K (報告日: 2018-11-30), 10-K (報告日: 2017-12-01), 10-K (報告日: 2016-12-02), 10-K (報告日: 2015-11-27), 10-K (報告日: 2014-11-28), 10-K (報告日: 2013-11-29), 10-K (報告日: 2012-11-30), 10-K (報告日: 2011-12-02), 10-K (報告日: 2010-12-03), 10-K (報告日: 2009-11-27), 10-K (報告日: 2008-11-28), 10-K (報告日: 2007-11-30), 10-K (報告日: 2006-12-01), 10-K (報告日: 2005-12-02).


データ全体の資金循環の傾向
本データには三つのキャッシュフロー指標が含まれており、営業活動によるキャッシュフローは期間を通じて大きく増加している。初期値は730百万米ドルで、2024年には8056百万米ドルに達する。成長は2016年以降に顕著で、特に2018年以降の伸びが大きい。投資活動によるネットキャッシュは長期的にマイナスが支配的で、資本的支出・買収等の大規模投資が継続して見られる。一方、財務活動によるネットキャッシュは長期間マイナスで推移するケースが多く、後年は特に大きなマイナスが観察される。全体として、営業CFの大幅な成長が投資・財務のキャッシュアウトを吸収する形で、年度ごとの正味キャッシュフローを安定させる傾向にある。
営業活動によるキャッシュフローの推移
初期は730→927→1439と着実に増加、その後2013年には1152へ低下する局面があるが、2014年1287、2015年1470へ回復。2016年からの伸びが加速し、2016年2200、2017年2913、2018年4029、2019年4422、2020年5727、2021年7230、2022年7838と大きく拡大した。以降も高水準を維持し、2023年7302、2024年8056と年次の変動はあるものの長期的な成長が継続している。
投資活動によるネットキャッシュの推移
-320, 195, 83, -305, -1497, -1159, -757, -835, -1178, -491, -1488, -960, -443, -4685, -456, -414, -3537, -570, 776, 149
財務活動による(財務活動に使用した)ネットキャッシュの推移
-247, -775, -1350, -1022, 478, -215, -550, -235, -559, -507, -201, -1091, -1184, -6, -2946, -3488, -4301, -6825, -5182, -7724
主要な変化の要因とパターンの要約
営業CFの長期的な成長は、内部キャッシュ創出力の強化を示唆しており、投資・財務の大幅な出入りを吸収する原動力となっている。投資活動は大半の期間にわたりキャッシュアウトを伴う負荷が高く、特に2018年には大規模な資本投資・買収等とみられる支出が集中している。その一方で2023年以降、投資によるキャッシュアウトの規模が相対的に縮小し、+776百万ドル(2023年)および+149百万ドル(2024年)といった黒字化が観察される。財務活動は長期間マイナス基調が継続しており、多くの年度で資金調達によるキャッシュインよりも資金還元・借入金の返済等によるキャッシュアウトが上回っている。特に近年は大規模なマイナスが連続しており、資本構成の調整や配当・自社株買いの影響を受けやすい状況が示唆される。結論として、営業CFが高水準を維持する限り、投資・財務のキャッシュアウトを支える力は安定しているが、財務活動の大規模な出入りは資本構成・財務戦略の柔軟性に影響を及ぼす可能性がある。

一株当たりのデータ

Adobe Inc.、1株当たりに選択されたデータ、長期トレンド

米ドル

Microsoft Excel

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-11-29), 10-K (報告日: 2023-12-01), 10-K (報告日: 2022-12-02), 10-K (報告日: 2021-12-03), 10-K (報告日: 2020-11-27), 10-K (報告日: 2019-11-29), 10-K (報告日: 2018-11-30), 10-K (報告日: 2017-12-01), 10-K (報告日: 2016-12-02), 10-K (報告日: 2015-11-27), 10-K (報告日: 2014-11-28), 10-K (報告日: 2013-11-29), 10-K (報告日: 2012-11-30), 10-K (報告日: 2011-12-02), 10-K (報告日: 2010-12-03), 10-K (報告日: 2009-11-27), 10-K (報告日: 2008-11-28), 10-K (報告日: 2007-11-30), 10-K (報告日: 2006-12-01), 10-K (報告日: 2005-12-02).

1, 2, 3 分割と株式配当の調整済みデータ。


1株当たり基本利益
データ期間を通じて、初期にはボラティリティが見られるが、長期的には上昇トレンドが顕著となる。2005年の1.23ドルから2006年の0.85ドルへ低下後、2007年1.24ドル・2008年1.62ドルと回復する一方、2009年には0.74ドルへ再び大きく落ち込む。その後、2010年から2012年にかけて回復基調を示し、2012年には1.68ドルに達する。2013年と2014年は低水準(0.58ドル、0.54ドル)となり、2015年には1.26ドルへ持ち直す。以後、2016年2.35ドル、2017年3.43ドル、2018年5.28ドル、2019年6.07ドルと上昇を加速。2020年には10.94ドルへ急伸し、その後2021年10.1ドル、2022年10.13ドルと比較的安定した水準を維持。2023年11.87ドル、2024年12.43ドルと高水準を継続して終息している。全体としては、2016年以降の持続的成長と2020年のピークが特徴であり、年次ごとの変動はあるものの長期的には上昇基調が支配的である。増減の背景となる要因は本データには含まれていないが、売上成長やコスト構造の改善、資本配分の影響が想定される。
希薄化後1株当たり利益
基本EPSと同様の推移をたどりつつ、若干低位で推移する傾向が見える。2005年0.83〜0.85ドル台の波を経て、2007年1.21ドル、2008年1.59ドルと回復。2009年には0.73ドルへ低下し、2010年1.47ドル、2011年1.65ドル、2012年1.66ドルと基本EPSとほぼ同様の動きを示す。2013年と2014年は0.56ドル、0.53ドルと低水準が続くが、2015年には1.24ドルへ持ち直す。2016年2.32ドル、2017年3.38ドル、2018年5.20ドル、2019年6.00ドルと、基本EPSと同様の成長パターンを確認できる。2020年は10.83ドルへ急伸し、その後2021年10.02ドル、2022年10.10ドルと横ばいに近い動き、2023年11.82ドル、2024年12.36ドルへと再度高水準へ上昇している。基本EPSと比べて若干低い水準で推移する点は継続的だが、両指標の動きは高度に相関しており、2020年の急伸が際立っている。希薄化の影響は全期間を通じて小さく、両指標の差はほぼ0.01〜0.11ドルの範囲に留まっている。
1株当たり配当金
データ上は2005年に0.01ドルが記録されているのみで、以降は欠損データとなっている。従って、配当金の長期的な推移や配当方針の変化を読み取ることはできず、追加データなしには配当性向の評価は不可能である。