財務報告の品質: 累計額
収益は、現金コンポーネントと見越/繰延コンポーネントに分解できます。発生主義要素(総計上)は現金要素よりも持続性が低いことがわかっているため、(1)発生主義要素が高い利益は、発生主義要素が小さい利益よりも持続性が低く、他のすべてが同じです。(2)収益の現金部分は、会社の業績を評価するより高い重み付けを受けるべきです。
貸借対照表ベースの発生率
Johnson Controls International plc、総計の貸借対照表計算
百万米ドル
| 2023/09/30 | 2022/09/30 | 2021/09/30 | 2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業資産 | |||||||
| 総資産 | 42,242) | 42,158) | 41,890) | 40,815) | 42,287) | 48,797) | |
| レス： 現金および現金同等物 | 835) | 2,031) | 1,336) | 1,951) | 2,805) | 200) | |
| 営業資産 | 41,407) | 40,127) | 40,554) | 38,864) | 39,482) | 48,597) | |
| 営業負債 | |||||||
| 総負債 | 24,548) | 24,756) | 23,137) | 22,282) | 21,458) | 26,339) | |
| レス： 短期借入金 | 385) | 669) | 8) | 31) | 10) | 1,315) | |
| レス： 長期借入金の当座預金残高 | 645) | 865) | 226) | 262) | 501) | 26) | |
| レス： 長期借入金(流動部分を除く) | 7,818) | 7,426) | 7,506) | 7,526) | 6,708) | 9,654) | |
| 営業負債 | 15,700) | 15,796) | 15,397) | 14,463) | 14,239) | 15,344) | |
| 純営業資産1 | 25,707) | 24,331) | 25,157) | 24,401) | 25,243) | 33,253) | |
| 貸借対照表ベースの累計計2 | 1,376) | (826) | 756) | (842) | (8,010) | —) | |
| 財務比率 | |||||||
| 貸借対照表ベースの発生率3 | 5.50% | -3.34% | 3.05% | -3.39% | -27.39% | — | |
| ベンチマーク | |||||||
| 貸借対照表ベースの発生率競合 他社4 | |||||||
| Boeing Co. | -22.39% | -12.09% | 30.23% | — | — | — | |
| Caterpillar Inc. | 9.40% | 1.82% | 4.22% | — | — | — | |
| Eaton Corp. plc | 2.18% | 2.87% | 10.92% | — | — | — | |
| GE Aerospace | -50.58% | -7.82% | -33.29% | — | — | — | |
| Honeywell International Inc. | 7.21% | -1.99% | 9.04% | — | — | — | |
| Lockheed Martin Corp. | 2.60% | 15.67% | 23.38% | — | — | — | |
| RTX Corp. | -1.23% | 1.57% | 1.48% | — | — | — | |
| 貸借対照表ベースの発生率セクター | |||||||
| 資本財 | -5.90% | -0.33% | -0.06% | 200.00% | — | — | |
| 貸借対照表ベースの発生率産業 | |||||||
| 工業 | -1.04% | 0.29% | 3.43% | 200.00% | — | — | |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-09-30), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30).
1 2023 計算
純営業資産 = 営業資産 – 営業負債
= 41,407 – 15,700 = 25,707
2 2023 計算
貸借対照表ベースの累計計 = 純営業資産2023 – 純営業資産2022
= 25,707 – 24,331 = 1,376
3 2023 計算
貸借対照表ベースの発生率 = 100 × 貸借対照表ベースの累計計 ÷ 平均純営業資産
= 100 × 1,376 ÷ [(25,707 + 24,331) ÷ 2] = 5.50%
4 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
純営業資産は、2019年から2023年にかけて概ね250億米ドル台で推移しています。2020年に減少した後、2021年に増加し、2022年に再び減少、そして2023年に増加しています。全体的な変動幅は限定的であり、安定した水準を維持していると評価できます。
- 貸借対照表ベースの総計計上額
- 貸借対照表ベースの総計計上額は、2019年にマイナス80億1000万米ドルと大幅なマイナスを示しました。2020年にはマイナス8億4200万米ドルに改善し、2021年には7億5600万米ドルのプラスに転換しました。しかし、2022年には再びマイナス8億2600万米ドルに落ち込み、2023年には13億7600万米ドルと大幅なプラスに転換しています。この項目は、期間を通じて大きな変動を示しており、事業の財務状況に影響を与える可能性があります。
貸借対照表ベースの発生率は、2019年のマイナス27.39%から、2020年のマイナス3.39%へと改善しました。2021年には3.05%とプラスに転換し、2022年にはマイナス3.34%に低下、そして2023年には5.5%と再び上昇しています。発生率は、総計計上額の変動に連動しており、財務状況の変化を反映していると考えられます。2023年の発生率の上昇は、総計計上額のプラスへの転換と一致しており、財務状況の改善を示唆している可能性があります。
キャッシュ・フロー計算書ベースの見越比率
Johnson Controls International plc、総計計のキャッシュフロー計算書の計算
百万米ドル
| 2023/09/30 | 2022/09/30 | 2021/09/30 | 2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジョンソンコントロールズに帰属する当期純利益 | 1,849) | 1,532) | 1,637) | 631) | 5,674) | 2,162) | |
| レス： 継続事業による営業活動によるキャッシュ | 2,221) | 1,990) | 2,551) | 2,479) | 1,743) | 2,513) | |
| レス： 継続事業からの投資活動によるキャッシュ(使用済み) | (1,184) | (693) | (1,090) | (258) | (533) | 1,215) | |
| キャッシュフロー計算書ベースの集計見越計上 | 812) | 235) | 176) | (1,590) | 4,464) | (1,566) | |
| 財務比率 | |||||||
| キャッシュ・フロー計算書ベースの見越比率1 | 3.25% | 0.95% | 0.71% | -6.41% | 15.26% | — | |
| ベンチマーク | |||||||
| キャッシュ・フロー計算書ベースの見越比率競合 他社2 | |||||||
| Boeing Co. | -26.69% | -50.32% | -43.09% | — | — | — | |
| Caterpillar Inc. | 6.90% | 3.26% | 5.38% | — | — | — | |
| Eaton Corp. plc | 8.52% | 4.55% | 7.52% | — | — | — | |
| GE Aerospace | -8.42% | -15.92% | -53.22% | — | — | — | |
| Honeywell International Inc. | 5.80% | -0.79% | 2.16% | — | — | — | |
| Lockheed Martin Corp. | 3.08% | -1.36% | -10.24% | — | — | — | |
| RTX Corp. | -1.66% | 0.87% | -1.96% | — | — | — | |
| キャッシュ・フロー計算書ベースの見越比率セクター | |||||||
| 資本財 | -0.94% | -5.98% | -13.86% | -3.12% | — | — | |
| キャッシュ・フロー計算書ベースの見越比率産業 | |||||||
| 工業 | 1.67% | -2.31% | -8.91% | -5.18% | — | — | |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-09-30), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30).
1 2023 計算
キャッシュ・フロー計算書ベースの見越比率 = 100 × キャッシュフロー計算書ベースの集計見越計上 ÷ 平均純営業資産
= 100 × 812 ÷ [(25,707 + 24,331) ÷ 2] = 3.25%
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
純営業資産は、2019年から2023年にかけて概ね25000百万米ドル台で推移しています。2020年には減少が見られましたが、その後2021年に回復し、2022年に再び減少、そして2023年に増加しています。全体として、大きな変動は見られず、安定した水準を維持していると考えられます。
- キャッシュフロー計算書ベースの集計見越計上
- 2019年には4464百万米ドルとプラスでしたが、2020年には-1590百万米ドルとマイナスに転換しました。その後、2021年には176百万米ドル、2022年には235百万米ドルとプラスに回復し、2023年には812百万米ドルと大幅に増加しています。この項目は、過去5年間で大きく変動しており、特に2020年から2023年にかけての改善が顕著です。
- キャッシュフロー計算書に基づく発生率
- 2019年には15.26%と高い水準でしたが、2020年には-6.41%とマイナスに転換しました。2021年には0.71%と小幅にプラスに回復し、2022年には0.95%とわずかに上昇、そして2023年には3.25%と再び上昇しています。発生率は、集計見越計上の変動に連動しており、2020年のマイナス転換が影響しています。2023年にはプラスに転換し、発生率も改善傾向にあります。
キャッシュフロー計算書ベースの集計見越計上と発生率の推移から、2020年に一時的な影響があったものの、その後、キャッシュフロー創出力が改善していることが示唆されます。純営業資産は安定している一方、キャッシュフロー関連の指標は改善傾向にあるため、財務状況は全体として堅調であると考えられます。