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Intuit Inc. (NASDAQ:INTU)

デュポンの分析: ROE、ROA、純利益率の内訳 
四半期データ

Microsoft Excel

ROEを2つのコンポーネントに分解

Intuit Inc.、 ROE の分解(四半期データ)

Microsoft Excel
ROE = ROA × 財務レバレッジ比率
2025/04/30 17.23% = 9.48% × 1.82
2025/01/31 16.92% = 9.59% × 1.77
2024/10/31 16.10% = 8.79% × 1.83
2024/07/31 16.07% = 9.22% × 1.74
2024/04/30 16.38% = 9.73% × 1.68
2024/01/31 16.38% = 9.33% × 1.76
2023/10/31 15.21% = 9.07% × 1.68
2023/07/31 13.81% = 8.58% × 1.61
2023/04/30 12.73% = 7.74% × 1.64
2023/01/31 12.28% = 7.15% × 1.72
2022/10/31 11.69% = 6.93% × 1.69
2022/07/31 12.57% = 7.45% × 1.69
2022/04/30 14.75% = 8.77% × 1.68
2022/01/31 13.93% = 8.26% × 1.69
2021/10/31 21.49% = 14.07% × 1.53
2021/07/31 20.89% = 13.29% × 1.57
2021/04/30 21.37% = 13.50% × 1.58
2021/01/31 19.70% = 11.97% × 1.65
2020/10/31 37.50% = 20.26% × 1.85
2020/07/31 35.76% = 16.70% × 2.14
2020/04/30 28.21% = 17.22% × 1.64
2020/01/31 43.76% = 24.34% × 1.80
2019/10/31 43.49% = 25.55% × 1.70
2019/07/31 41.53% = 24.78% × 1.68
2019/04/30 = × 1.70
2019/01/31 = × 1.91
2018/10/31 = × 1.77

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2025-04-30), 10-Q (報告日: 2025-01-31), 10-Q (報告日: 2024-10-31), 10-K (報告日: 2024-07-31), 10-Q (報告日: 2024-04-30), 10-Q (報告日: 2024-01-31), 10-Q (報告日: 2023-10-31), 10-K (報告日: 2023-07-31), 10-Q (報告日: 2023-04-30), 10-Q (報告日: 2023-01-31), 10-Q (報告日: 2022-10-31), 10-K (報告日: 2022-07-31), 10-Q (報告日: 2022-04-30), 10-Q (報告日: 2022-01-31), 10-Q (報告日: 2021-10-31), 10-K (報告日: 2021-07-31), 10-Q (報告日: 2021-04-30), 10-Q (報告日: 2021-01-31), 10-Q (報告日: 2020-10-31), 10-K (報告日: 2020-07-31), 10-Q (報告日: 2020-04-30), 10-Q (報告日: 2020-01-31), 10-Q (報告日: 2019-10-31), 10-K (報告日: 2019-07-31), 10-Q (報告日: 2019-04-30), 10-Q (報告日: 2019-01-31), 10-Q (報告日: 2018-10-31).


総資産利益率(ROA)
2018年のデータが欠落しているため、2019年以降の傾向の分析となる。2019年第4四半期から2021年第1四半期にかけては、20%台前半から中盤を推移し、徐々に低下傾向を示している。特に2022年に入り、ROAは7%台に下落し、その後は徐々に回復基調にあることが見て取れる。ただし、2023年までの期間においては、比較的低い範囲内で安定している。これらの動きは、総資産に対する収益効率の変動を示しており、一定期間内での企業の資産運用効率の変化を反映していると解釈される。
財務レバレッジ比率
1.5から2.1の範囲で変動しており、全体的にはやや高めの水準を維持している。2019年中期にはわずかな低下傾向が見られるが、その後、2020年後半にかけてやや増加し、2024年には再び上昇していることが確認できる。これは、負債のリスクを伴う財務戦略の変化や、資本構成の調整を示唆している可能性がある。総じて、安定しているものの、若干の変動を伴っていることから、負債比率の管理に一定の注意が必要と考えられる。
自己資本利益率(ROE)
2019年後半から2021年にかけて40%台前半の高い水準を維持し、その後2022年にはやや低下する傾向が見られる。しかし、2023年以降は再び16%前後で安定し、長期的には一定の利益効率を示していることとなる。特に2020年のコロナ禍においても高い水準を維持している点は、企業の収益性の高さを示している。全体として、ROEは高い収益性を維持しつつも、若干の変動を伴っており、投資家にとっては安定した利益性を示唆している。

ROEを3つの要素に分解

Intuit Inc.、 ROE の分解(四半期データ)

Microsoft Excel
ROE = 純利益率 × 資産回転率 × 財務レバレッジ比率
2025/04/30 17.23% = 19.07% × 0.50 × 1.82
2025/01/31 16.92% = 17.69% × 0.54 × 1.77
2024/10/31 16.10% = 17.59% × 0.50 × 1.83
2024/07/31 16.07% = 18.19% × 0.51 × 1.74
2024/04/30 16.38% = 19.43% × 0.50 × 1.68
2024/01/31 16.38% = 18.35% × 0.51 × 1.76
2023/10/31 15.21% = 17.53% × 0.52 × 1.68
2023/07/31 13.81% = 16.59% × 0.52 × 1.61
2023/04/30 12.73% = 15.91% × 0.49 × 1.64
2023/01/31 12.28% = 14.22% × 0.50 × 1.72
2022/10/31 11.69% = 14.10% × 0.49 × 1.69
2022/07/31 12.57% = 16.23% × 0.46 × 1.69
2022/04/30 14.75% = 19.44% × 0.45 × 1.68
2022/01/31 13.93% = 19.03% × 0.43 × 1.69
2021/10/31 21.49% = 20.28% × 0.69 × 1.53
2021/07/31 20.89% = 21.41% × 0.62 × 1.57
2021/04/30 21.37% = 23.93% × 0.56 × 1.58
2021/01/31 19.70% = 22.64% × 0.53 × 1.65
2020/10/31 37.50% = 25.10% × 0.81 × 1.85
2020/07/31 35.76% = 23.78% × 0.70 × 2.14
2020/04/30 28.21% = 19.50% × 0.88 × 1.64
2020/01/31 43.76% = 22.88% × 1.06 × 1.80
2019/10/31 43.49% = 22.79% × 1.12 × 1.70
2019/07/31 41.53% = 22.95% × 1.08 × 1.68
2019/04/30 = × × 1.70
2019/01/31 = × × 1.91
2018/10/31 = × × 1.77

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2025-04-30), 10-Q (報告日: 2025-01-31), 10-Q (報告日: 2024-10-31), 10-K (報告日: 2024-07-31), 10-Q (報告日: 2024-04-30), 10-Q (報告日: 2024-01-31), 10-Q (報告日: 2023-10-31), 10-K (報告日: 2023-07-31), 10-Q (報告日: 2023-04-30), 10-Q (報告日: 2023-01-31), 10-Q (報告日: 2022-10-31), 10-K (報告日: 2022-07-31), 10-Q (報告日: 2022-04-30), 10-Q (報告日: 2022-01-31), 10-Q (報告日: 2021-10-31), 10-K (報告日: 2021-07-31), 10-Q (報告日: 2021-04-30), 10-Q (報告日: 2021-01-31), 10-Q (報告日: 2020-10-31), 10-K (報告日: 2020-07-31), 10-Q (報告日: 2020-04-30), 10-Q (報告日: 2020-01-31), 10-Q (報告日: 2019-10-31), 10-K (報告日: 2019-07-31), 10-Q (報告日: 2019-04-30), 10-Q (報告日: 2019-01-31), 10-Q (報告日: 2018-10-31).


純利益率の動向
期間を通じて、純利益率は比較的安定した範囲内で推移しており、2019年後半から2021年にかけては高い水準を維持している。特に2019年後半の約23%台をピークに、その後はやや低下傾向にあるものの、引き続き15%台後半から棟で推移している。2022年以降には若干の改善または安定傾向が見られるが、全体としては変動範囲は狭いと評価できる。これにより、収益性は堅調に維持されていると考えられる。
資産回転率の変化
資産回転率は一貫して下降傾向にあり、2019年には約1.08から2020年には0.7台まで低下している。その後一部反発し、2021年以降はおおむね0.5台で推移している。これは、資産の効率的な利用が低下していることを示す可能性があり、資産の増加や管理の変化に起因していると考えられる。
財務レバレッジ比率の推移
財務レバレッジ比率は全期間を通じて1.5から2.0の範囲内で推移している。2020年に一時的に2.14まで上昇したが、その後は1.6〜1.8の範囲内で安定させている。これにより、負債による資本構成の調整は行われているが、過度な負債依存は避けられていることがうかがえる。
自己資本利益率(ROE)の変動
ROEは全体的に高い水準にあり、2019年後半から2021年にかけて約20%台後半の堅調な数値を維持している。ただし、2021年後半にはやや低下し、13%台から16%台の範囲に収まっている。2022年以降は再び改善の兆しを見せ、16%台に回復しつつあるが、2019年頃と比較するとやや低めの水準にとどまっている。この推移は、収益性と資本効率が一定の範囲内で変動していることを示している。
総合的な評価
この期間において、純利益率は安定して高水準を維持しており、収益性の面で堅実な業績を示しています。一方、資産回転率の低下は資産の効率的な運用に課題がある可能性を示唆しています。財務レバレッジの範囲内での安定した負債運用と、比較的高いROEからは、財務の効率性と収益性のバランスを重視した経営が図られていることが読み取れる。全体としては、一定の収益性を確保しつつも、資産効率の改善余地があると考えられる。

ROEを5つの要素に分解

Intuit Inc.、 ROE の分解(四半期データ)

Microsoft Excel
ROE = 税負担率 × 利息負担率 × EBITマージン率 × 資産回転率 × 財務レバレッジ比率
2025/04/30 17.23% = 0.80 × 0.95 × 25.16% × 0.50 × 1.82
2025/01/31 16.92% = 0.82 × 0.94 × 23.04% × 0.54 × 1.77
2024/10/31 16.10% = 0.83 × 0.94 × 22.52% × 0.50 × 1.83
2024/07/31 16.07% = 0.83 × 0.94 × 23.29% × 0.51 × 1.74
2024/04/30 16.38% = 0.83 × 0.94 × 24.88% × 0.50 × 1.68
2024/01/31 16.38% = 0.83 × 0.93 × 23.87% × 0.51 × 1.76
2023/10/31 15.21% = 0.80 × 0.92 × 23.63% × 0.52 × 1.68
2023/07/31 13.81% = 0.80 × 0.92 × 22.53% × 0.52 × 1.61
2023/04/30 12.73% = 0.77 × 0.93 × 22.08% × 0.49 × 1.64
2023/01/31 12.28% = 0.77 × 0.94 × 19.74% × 0.50 × 1.72
2022/10/31 11.69% = 0.80 × 0.95 × 18.47% × 0.49 × 1.69
2022/07/31 12.57% = 0.81 × 0.97 × 20.61% × 0.46 × 1.69
2022/04/30 14.75% = 0.82 × 0.98 × 24.08% × 0.45 × 1.68
2022/01/31 13.93% = 0.84 × 0.98 × 23.08% × 0.43 × 1.69
2021/10/31 21.49% = 0.81 × 0.99 × 25.32% × 0.69 × 1.53
2021/07/31 20.89% = 0.81 × 0.99 × 26.83% × 0.62 × 1.57
2021/04/30 21.37% = 0.81 × 0.99 × 30.02% × 0.56 × 1.58
2021/01/31 19.70% = 0.82 × 0.99 × 27.86% × 0.53 × 1.65
2020/10/31 37.50% = 0.82 × 0.99 × 30.70% × 0.81 × 1.85
2020/07/31 35.76% = 0.83 × 0.99 × 28.81% × 0.70 × 2.14
2020/04/30 28.21% = 0.85 × 0.99 × 23.12% × 0.88 × 1.64
2020/01/31 43.76% = 0.83 × 0.99 × 27.73% × 1.06 × 1.80
2019/10/31 43.49% = 0.82 × 0.99 × 27.84% × 1.12 × 1.70
2019/07/31 41.53% = 0.83 × 0.99 × 27.95% × 1.08 × 1.68
2019/04/30 = × × × × 1.70
2019/01/31 = × × × × 1.91
2018/10/31 = × × × × 1.77

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2025-04-30), 10-Q (報告日: 2025-01-31), 10-Q (報告日: 2024-10-31), 10-K (報告日: 2024-07-31), 10-Q (報告日: 2024-04-30), 10-Q (報告日: 2024-01-31), 10-Q (報告日: 2023-10-31), 10-K (報告日: 2023-07-31), 10-Q (報告日: 2023-04-30), 10-Q (報告日: 2023-01-31), 10-Q (報告日: 2022-10-31), 10-K (報告日: 2022-07-31), 10-Q (報告日: 2022-04-30), 10-Q (報告日: 2022-01-31), 10-Q (報告日: 2021-10-31), 10-K (報告日: 2021-07-31), 10-Q (報告日: 2021-04-30), 10-Q (報告日: 2021-01-31), 10-Q (報告日: 2020-10-31), 10-K (報告日: 2020-07-31), 10-Q (報告日: 2020-04-30), 10-Q (報告日: 2020-01-31), 10-Q (報告日: 2019-10-31), 10-K (報告日: 2019-07-31), 10-Q (報告日: 2019-04-30), 10-Q (報告日: 2019-01-31), 10-Q (報告日: 2018-10-31).


税負担率の推移と安定性
2019年から2024年にかけて、税負担率は概ね0.77から0.85の範囲で推移しており、比較的安定しているものの、2022年以降にやや高めの水準を維持している。特に2023年4月以降は全体として0.82から0.83の範囲で安定しており、税負担の負担感に大きな変動は見られない。
利息負担率の変動傾向
利息負担率はほぼほぼ1.0を維持しており、2019年から2024年にかけて大きな変動は見られない。2021年以降は0.92から0.94の範囲で推移しており、財務コストの安定性を示している。
EBITマージン率の動向
2018年の数値には欠損があるが、2019年以降は徐々に低下傾向が観察されている。2019年には約27.9%で推移した後、2020年は最大30.7%を記録するも、その後は20%台から25%台の範囲で推移し、一定の変動を示している。特に2022年以降は20%台前半となる期間もあり、収益性がやや圧迫されている可能性を示す。
資産回転率の推移と効率性
資産回転率は、2018年の1.08から2021年にかけて減少し、2020年には0.43まで低下した後、2022年以降は再び0.5から0.54の範囲で推移している。短期的な資産効率は不安定な動きが見られるが、2022年以降は概ね安定した水準に回復している。
財務レバレッジ比率の動向
2018年の1.77から2021年まで1.58〜1.74の範囲で推移し、その後2022年に1.76まで上昇した後、2023年には1.82までやや増加している。財務レバレッジは比較的高い水準にあり、負債の割合が相対的に多い状態を示しているが、2024年には再び1.68-1.74の範囲で安定している。
自己資本利益率(ROE)の傾向
2019年から2024年にかけて、ROEは一時的に高い41.53%を記録した後、2020年以降は20%台から16%台の間で推移している。2021年から2024年にかけては淡々と緩やかに改善し、16%前後の水準を維持しているが、2024年にはやや増加の兆しも見られる。全体として、収益性の圧迫と回復を繰り返していることが示唆される。

ROAを2つのコンポーネントに分解

Intuit Inc.、 ROA の分解(四半期データ)

Microsoft Excel
ROA = 純利益率 × 資産回転率
2025/04/30 9.48% = 19.07% × 0.50
2025/01/31 9.59% = 17.69% × 0.54
2024/10/31 8.79% = 17.59% × 0.50
2024/07/31 9.22% = 18.19% × 0.51
2024/04/30 9.73% = 19.43% × 0.50
2024/01/31 9.33% = 18.35% × 0.51
2023/10/31 9.07% = 17.53% × 0.52
2023/07/31 8.58% = 16.59% × 0.52
2023/04/30 7.74% = 15.91% × 0.49
2023/01/31 7.15% = 14.22% × 0.50
2022/10/31 6.93% = 14.10% × 0.49
2022/07/31 7.45% = 16.23% × 0.46
2022/04/30 8.77% = 19.44% × 0.45
2022/01/31 8.26% = 19.03% × 0.43
2021/10/31 14.07% = 20.28% × 0.69
2021/07/31 13.29% = 21.41% × 0.62
2021/04/30 13.50% = 23.93% × 0.56
2021/01/31 11.97% = 22.64% × 0.53
2020/10/31 20.26% = 25.10% × 0.81
2020/07/31 16.70% = 23.78% × 0.70
2020/04/30 17.22% = 19.50% × 0.88
2020/01/31 24.34% = 22.88% × 1.06
2019/10/31 25.55% = 22.79% × 1.12
2019/07/31 24.78% = 22.95% × 1.08
2019/04/30 = ×
2019/01/31 = ×
2018/10/31 = ×

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2025-04-30), 10-Q (報告日: 2025-01-31), 10-Q (報告日: 2024-10-31), 10-K (報告日: 2024-07-31), 10-Q (報告日: 2024-04-30), 10-Q (報告日: 2024-01-31), 10-Q (報告日: 2023-10-31), 10-K (報告日: 2023-07-31), 10-Q (報告日: 2023-04-30), 10-Q (報告日: 2023-01-31), 10-Q (報告日: 2022-10-31), 10-K (報告日: 2022-07-31), 10-Q (報告日: 2022-04-30), 10-Q (報告日: 2022-01-31), 10-Q (報告日: 2021-10-31), 10-K (報告日: 2021-07-31), 10-Q (報告日: 2021-04-30), 10-Q (報告日: 2021-01-31), 10-Q (報告日: 2020-10-31), 10-K (報告日: 2020-07-31), 10-Q (報告日: 2020-04-30), 10-Q (報告日: 2020-01-31), 10-Q (報告日: 2019-10-31), 10-K (報告日: 2019-07-31), 10-Q (報告日: 2019-04-30), 10-Q (報告日: 2019-01-31), 10-Q (報告日: 2018-10-31).


純利益率の動向
2019年の第四四半期(2020年1月末)以降、純利益率は概ね安定しており、22%から25%の範囲内で推移している。2022年から2023年にかけて、純利益率は一時的にやや低下したものの、その後再び上昇傾向を見せている。これは収益性の安定性と改善の兆しを示唆している。特に2023年の後半にかけての増加は、コスト管理の改善やマーケティング効果の高まりによる可能性が考えられる。
資産回転率の傾向
資産回転率は、全期間を通じて比較的低い水準を維持しており、2019年の第2四半期から2021年にかけてやや低下している。特に2020年の第二四半期には0.53と最も低く、資産効率の低下が見られる。一方で、2022年以降はやや回復傾向にあり、0.5前後で安定して推移している。この動きは、資産の効率的利用が部分的に改善していることを示し、収益基盤の強化とともに資産運用の効率性が向上している可能性がある。
総資産利益率(ROA)の推移
ROAは、2019年の第四四半期(2020年1月末)に25.55%を記録し、一時的に高水準を示した後、2020年から2021年にかけて大きく低下している。この期間には特に2020年第2四半期において11.97%と大きく落ち込んでいることが観察される。その後は徐々に回復し、2023年には9.5%前後の水準で安定している。これらの変動は、市場環境や経営戦略の見直し、コスト構造の変化に起因すると考えられる。総じて、ROAの回復は効率的な資産運用と収益性の改善を示唆している。
総合的な見解
全体として、財務指標は収益性の安定と改善の兆候を示しているが、資産効率に関しては一定の課題が存在する。純利益率の堅調な推移は高い収益性を示し、ROAの回復も好調な経営状況を反映している。一方で、資産回転率の低さは、資産運用の効率化が今後の課題であることを示唆している。今後は、資産の効率的運用とともに、収益性の維持・向上を目指す戦略が重要となるだろう。

ROAを4つの要素に分解

Intuit Inc.、 ROA の分解(四半期データ)

Microsoft Excel
ROA = 税負担率 × 利息負担率 × EBITマージン率 × 資産回転率
2025/04/30 9.48% = 0.80 × 0.95 × 25.16% × 0.50
2025/01/31 9.59% = 0.82 × 0.94 × 23.04% × 0.54
2024/10/31 8.79% = 0.83 × 0.94 × 22.52% × 0.50
2024/07/31 9.22% = 0.83 × 0.94 × 23.29% × 0.51
2024/04/30 9.73% = 0.83 × 0.94 × 24.88% × 0.50
2024/01/31 9.33% = 0.83 × 0.93 × 23.87% × 0.51
2023/10/31 9.07% = 0.80 × 0.92 × 23.63% × 0.52
2023/07/31 8.58% = 0.80 × 0.92 × 22.53% × 0.52
2023/04/30 7.74% = 0.77 × 0.93 × 22.08% × 0.49
2023/01/31 7.15% = 0.77 × 0.94 × 19.74% × 0.50
2022/10/31 6.93% = 0.80 × 0.95 × 18.47% × 0.49
2022/07/31 7.45% = 0.81 × 0.97 × 20.61% × 0.46
2022/04/30 8.77% = 0.82 × 0.98 × 24.08% × 0.45
2022/01/31 8.26% = 0.84 × 0.98 × 23.08% × 0.43
2021/10/31 14.07% = 0.81 × 0.99 × 25.32% × 0.69
2021/07/31 13.29% = 0.81 × 0.99 × 26.83% × 0.62
2021/04/30 13.50% = 0.81 × 0.99 × 30.02% × 0.56
2021/01/31 11.97% = 0.82 × 0.99 × 27.86% × 0.53
2020/10/31 20.26% = 0.82 × 0.99 × 30.70% × 0.81
2020/07/31 16.70% = 0.83 × 0.99 × 28.81% × 0.70
2020/04/30 17.22% = 0.85 × 0.99 × 23.12% × 0.88
2020/01/31 24.34% = 0.83 × 0.99 × 27.73% × 1.06
2019/10/31 25.55% = 0.82 × 0.99 × 27.84% × 1.12
2019/07/31 24.78% = 0.83 × 0.99 × 27.95% × 1.08
2019/04/30 = × × ×
2019/01/31 = × × ×
2018/10/31 = × × ×

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2025-04-30), 10-Q (報告日: 2025-01-31), 10-Q (報告日: 2024-10-31), 10-K (報告日: 2024-07-31), 10-Q (報告日: 2024-04-30), 10-Q (報告日: 2024-01-31), 10-Q (報告日: 2023-10-31), 10-K (報告日: 2023-07-31), 10-Q (報告日: 2023-04-30), 10-Q (報告日: 2023-01-31), 10-Q (報告日: 2022-10-31), 10-K (報告日: 2022-07-31), 10-Q (報告日: 2022-04-30), 10-Q (報告日: 2022-01-31), 10-Q (報告日: 2021-10-31), 10-K (報告日: 2021-07-31), 10-Q (報告日: 2021-04-30), 10-Q (報告日: 2021-01-31), 10-Q (報告日: 2020-10-31), 10-K (報告日: 2020-07-31), 10-Q (報告日: 2020-04-30), 10-Q (報告日: 2020-01-31), 10-Q (報告日: 2019-10-31), 10-K (報告日: 2019-07-31), 10-Q (報告日: 2019-04-30), 10-Q (報告日: 2019-01-31), 10-Q (報告日: 2018-10-31).


税負担率の推移と分析
2018年10月から2024年4月までの期間において、税負担率は一貫して約0.77から0.85の範囲で変動しており、全体的には安定した傾向を示している。特に2022年以降は0.8前後に安定しており、税負担の変動は比較的小さいと考えられる。これにより、税制の変更や会計方針の変化が限定的で、企業の税負担は一定とみなせる。
利息負担率の推移と分析
利息負担率はほぼ99%に近い値を維持し、2018年以降ほとんど変動していない。2020年以降、わずかに97%から95%へと低下しているが、全体としては高い水準を保ち続けており、負債に対する利子負担が継続的に重いことが示唆される。これにより、財務コストは一定またはやや軽減傾向にあるものの、負債の割合は依然として高いと考えられる。
EBITマージン率の推移と分析
EBITマージン率は2019年に30%以上に達し、その後、2020年の一時的な低下を経て、2021年から再び20%台後半へと回復している。特に2021年4月以降は22%超を維持し、収益性の改善傾向が見られる。ただし、2022年にやや低迷した後、2023年には再び23%台に回復するなど、変動はあるものの、全体的に一定の収益性を保持していることが示されている。
資産回転率の推移と分析
資産回転率は2018年10月の1.08から2020年頃の0.7台まで低下し、その後、2021年には0.45まで回復しつつある。2022年以降は0.5前後で安定しており、資産の効率的な運用はやや改善されていると推察される。特に2021年の回復は、資産の活用効率向上を示すものであり、企業の運用効率の改善がうかがえる。
総資産利益率(ROA)の推移と分析
ROAは2018年の約24.78%から2021年には約13%まで低下した後、2022年には約9.73%に回復している。2023年以降も同様の水準を維持し、財務効率の波動がみられる。低下傾向や回復の背景には、資産の効率性や収益性の変動が影響していると考えられるが、総じてROAはやや低めの水準にあるものの、安定的な範囲内で推移している。
総合的な評価と展望
これらの指標からは、税負担および利息負担は比較的安定しており、収益性指標については2021年以降に回復傾向が見られる。特に、EBITマージンや資産回転率の改善は、経営効率や収益性の向上を示唆している。ただし、総資産利益率に関しては、2022年以降の回復にもかかわらず、依然として水準は低い傾向にあり、今後の収益性向上と資産効率化に向けた継続的な取組みが期待される。

当期純利益率の分解

Intuit Inc.、純利益率の分解(四半期データ)

Microsoft Excel
純利益率 = 税負担率 × 利息負担率 × EBITマージン率
2025/04/30 19.07% = 0.80 × 0.95 × 25.16%
2025/01/31 17.69% = 0.82 × 0.94 × 23.04%
2024/10/31 17.59% = 0.83 × 0.94 × 22.52%
2024/07/31 18.19% = 0.83 × 0.94 × 23.29%
2024/04/30 19.43% = 0.83 × 0.94 × 24.88%
2024/01/31 18.35% = 0.83 × 0.93 × 23.87%
2023/10/31 17.53% = 0.80 × 0.92 × 23.63%
2023/07/31 16.59% = 0.80 × 0.92 × 22.53%
2023/04/30 15.91% = 0.77 × 0.93 × 22.08%
2023/01/31 14.22% = 0.77 × 0.94 × 19.74%
2022/10/31 14.10% = 0.80 × 0.95 × 18.47%
2022/07/31 16.23% = 0.81 × 0.97 × 20.61%
2022/04/30 19.44% = 0.82 × 0.98 × 24.08%
2022/01/31 19.03% = 0.84 × 0.98 × 23.08%
2021/10/31 20.28% = 0.81 × 0.99 × 25.32%
2021/07/31 21.41% = 0.81 × 0.99 × 26.83%
2021/04/30 23.93% = 0.81 × 0.99 × 30.02%
2021/01/31 22.64% = 0.82 × 0.99 × 27.86%
2020/10/31 25.10% = 0.82 × 0.99 × 30.70%
2020/07/31 23.78% = 0.83 × 0.99 × 28.81%
2020/04/30 19.50% = 0.85 × 0.99 × 23.12%
2020/01/31 22.88% = 0.83 × 0.99 × 27.73%
2019/10/31 22.79% = 0.82 × 0.99 × 27.84%
2019/07/31 22.95% = 0.83 × 0.99 × 27.95%
2019/04/30 = × ×
2019/01/31 = × ×
2018/10/31 = × ×

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2025-04-30), 10-Q (報告日: 2025-01-31), 10-Q (報告日: 2024-10-31), 10-K (報告日: 2024-07-31), 10-Q (報告日: 2024-04-30), 10-Q (報告日: 2024-01-31), 10-Q (報告日: 2023-10-31), 10-K (報告日: 2023-07-31), 10-Q (報告日: 2023-04-30), 10-Q (報告日: 2023-01-31), 10-Q (報告日: 2022-10-31), 10-K (報告日: 2022-07-31), 10-Q (報告日: 2022-04-30), 10-Q (報告日: 2022-01-31), 10-Q (報告日: 2021-10-31), 10-K (報告日: 2021-07-31), 10-Q (報告日: 2021-04-30), 10-Q (報告日: 2021-01-31), 10-Q (報告日: 2020-10-31), 10-K (報告日: 2020-07-31), 10-Q (報告日: 2020-04-30), 10-Q (報告日: 2020-01-31), 10-Q (報告日: 2019-10-31), 10-K (報告日: 2019-07-31), 10-Q (報告日: 2019-04-30), 10-Q (報告日: 2019-01-31), 10-Q (報告日: 2018-10-31).


税負担率
税負担率は期間を通じて比較的安定しており、2018年末から2024年初までの範囲で概ね0.8前後で推移している。2022年以降にわずかながら0.77から0.83の範囲で変動しているが、大きな変動は見られない。これにより、法人税負担の安定性が示唆される。
利息負担率
利息負担率はほぼ一定しており、大部分の期間で0.99前後を維持している。2021年以降にかけてわずかに低下傾向を示しているものの、全体的には高水準を保っており、借入金利の負担や資本構造に大きな変化が見られないことを示している。
EBITマージン率
2018年後半から2023年にかけては、概ね20%台後半から30%台前半の範囲で推移し、一定の収益性を維持している。一時的には2019年中頃に高めの値を示し、その後2019年第3四半期にかけてやや低下した後、2020年に再び上昇している。2022年以降には、20%以上を維持する水準で比較的安定しており、収益性の高さが継続していることがうかがえる。
純利益率
純利益率は一時的に高水準を記録した2019年と2020年に向けては、20%以上を維持している。2021年以降は低下傾向にあり、2022年には14%台まで下落したが、その後は若干の回復を示し、引き続き10~20%の範囲で安定して推移している。全体としては、収益性の変動はあるものの、一定の範囲内で安定していると評価できる。