活動比率は、企業が売掛金の回収や在庫の管理など、日常業務をどれだけ効率的に遂行しているかを測定します。

長期活動比(サマリー)
固定資産回転率
総資産回転率
自己資本回転率

Norfolk Southern Corp.、長期活動率(四半期データ)

	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31	2017/12/31	2017/09/30	2017/06/30	2017/03/31
固定資産回転率	0.36	0.35	0.35	0.34	0.31	0.31	0.32	0.33	0.36	0.36	0.37	0.37	0.37	0.37	0.37	0.36	0.35	0.35	—	—	—
総資産回転率	0.29	0.29	0.28	0.27	0.26	0.26	0.26	0.27	0.30	0.30	0.31	0.31	0.31	0.32	0.31	0.31	0.30	0.30	—	—	—
自己資本回転率	0.85	0.82	0.78	0.73	0.67	0.66	0.66	0.69	0.74	0.74	0.75	0.76	0.76	0.75	0.73	0.66	0.65	0.64	—	—	—

固定資産回転率の動向: 期間を通じて、固定資産回転率は比較的安定して推移しており、2017年3月から2018年12月までは0.35から0.37の範囲で横ばいとなっている。その後、2019年にかけて若干の減少傾向が見られ、2020年以降は0.31から0.36の間で推移している。これにより、固定資産の効率的な利用は全体としてほぼ維持されていると考えられるが、2020年には一時的に若干低下した期間も存在している。
総資産回転率の傾向: 総資産回転率は、2017年から2018年にかけて0.3前後で安定していたが、2019年以降徐々に低下し、2020年には0.26へと落ち込んでいる。この減少は、資産の効率的な使用がやや鈍化していることを示している。ただし、2021年以降は0.28付近まで持ち直しつつあり、一定の改善の兆しも見られる。
自己資本回転率の変動: 自己資本回転率は、2017年3月の0.64から2022年3月には0.85にまで上昇しており、明らかに上昇トレンドが認められる。これは、自己資本に対して収益や資産の効率が改善されていることを示す。特に、2020年と2021年にかけては、同期間で顕著な増加傾向を示し、自己資本を活用した資産効率の向上が進んでいることが分かる。

Norfolk Southern Corp.、固定資産純回転率、計算式(四半期データ)

	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31	2017/12/31	2017/09/30	2017/06/30	2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
鉄道営業収入	2,915)	2,852)	2,852)	2,799)	2,639)	2,573)	2,506)	2,085)	2,625)	2,690)	2,841)	2,925)	2,840)	2,896)	2,947)	2,898)	2,717)	2,669)	2,670)	2,637)	2,575)
資産から減価償却累計額を差し引いたもの	31,657)	31,653)	31,429)	31,355)	31,312)	31,345)	31,239)	31,217)	31,179)	31,614)	31,394)	31,201)	31,158)	31,091)	30,712)	30,540)	30,396)	30,330)	30,163)	30,033)	29,927)
長期活動率
固定資産回転率¹	0.36	0.35	0.35	0.34	0.31	0.31	0.32	0.33	0.36	0.36	0.37	0.37	0.37	0.37	0.37	0.36	0.35	0.35	—	—	—
ベンチマーク
固定資産回転率競合他社²
FedEx Corp.	2.37	2.35	2.25	2.16	2.09	2.06	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Uber Technologies Inc.	11.55	9.42	8.33	7.21	6.14	6.14	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Union Pacific Corp.	0.41	0.40	0.39	0.38	0.36	0.36	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
United Airlines Holdings Inc.	0.91	0.77	0.62	0.45	0.33	0.49	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
United Parcel Service Inc.	2.94	2.91	2.87	2.83	2.76	2.62	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—

¹ Q1 2022 計算
固定資産回転率 = (鉄道営業収入_{Q1 2022} + 鉄道営業収入_{Q4 2021} + 鉄道営業収入_{Q3 2021} + 鉄道営業収入_{Q2 2021}) ÷ 資産から減価償却累計額を差し引いたもの
= (2,915 + 2,852 + 2,852 + 2,799) ÷ 31,657 = 0.36

² 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。

鉄道営業収入の動向について: 2017年から2022年までの期間において、鉄道営業収入は総じて堅調に推移している。2017年は約2575百万米ドルから始まり、その後も増加傾向を示し、2022年には約2915百万米ドルを記録している。特に2018年の上半期に収入が高水準に達し、年間を通じて安定成長が見られる。一方、2020年には新型コロナウイルス感染症の影響により、年間の収入が一時的に減少する局面もあったが、その後の回復により2021年と2022年には回復基調に戻っている。全体として、収入は緩やかに増加しており、収益基盤は堅調であると考えられる。
資産関連の動向について: 資産から減価償却累計額を差し引いた純資産の総額は、2017年の約29927百万米ドルから2022年には約31657百万米ドルへと緩やかに増加している。この期間中において、資産の規模は安定的に拡大しており、設備投資や資産運用が一定の進捗を示していることがうかがえる。一方、減価償却累計額の増加は、長期保有資産の消耗や価値の減少を反映しており、資産管理と更新の継続的な必要性を示唆している。
固定資産回転率の推移について: 固定資産回転率は2017年の0.35をピークに、その後やや低下して2019年まで0.31から0.36の範囲で推移している。特に2020年以降は0.34〜0.36の範囲を維持しており、資産効率の安定性が伺える。回転率の低下傾向は資産の有効活用に一定の課題があった可能性を示唆する一方で、その後の安定維持は効率的な資産運用がなされていることを示している。

Norfolk Southern Corp.、総資産回転率、計算式(四半期データ)

	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31	2017/12/31	2017/09/30	2017/06/30	2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
鉄道営業収入	2,915)	2,852)	2,852)	2,799)	2,639)	2,573)	2,506)	2,085)	2,625)	2,690)	2,841)	2,925)	2,840)	2,896)	2,947)	2,898)	2,717)	2,669)	2,670)	2,637)	2,575)
総資産	39,361)	38,493)	38,604)	38,754)	37,937)	37,962)	38,179)	37,962)	37,438)	37,923)	37,500)	37,172)	37,062)	36,239)	36,322)	35,788)	36,162)	35,711)	35,153)	34,922)	35,145)
長期活動率
総資産回転率¹	0.29	0.29	0.28	0.27	0.26	0.26	0.26	0.27	0.30	0.30	0.31	0.31	0.31	0.32	0.31	0.31	0.30	0.30	—	—	—
ベンチマーク
総資産回転率競合他社²
FedEx Corp.	1.06	1.01	0.95	0.92	0.92	0.94	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Uber Technologies Inc.	0.65	0.45	0.40	0.35	0.31	0.33	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Union Pacific Corp.	0.35	0.34	0.34	0.33	0.31	0.31	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
United Airlines Holdings Inc.	0.42	0.36	0.29	0.21	0.17	0.26	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
United Parcel Service Inc.	1.41	1.40	1.44	1.43	1.41	1.36	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—

¹ Q1 2022 計算
総資産回転率 = (鉄道営業収入_{Q1 2022} + 鉄道営業収入_{Q4 2021} + 鉄道営業収入_{Q3 2021} + 鉄道営業収入_{Q2 2021}) ÷ 総資産
= (2,915 + 2,852 + 2,852 + 2,799) ÷ 39,361 = 0.29

² 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。

鉄道営業収入の傾向: 2017年3月期から2022年3月期までの期間を通じて、鉄道営業収入は概ね横ばいから微増傾向にあります。特に、2018年以降は季節的な変動が見られるものの、長期的には総じて安定した収益水準を維持しています。2019年から2020年にかけては若干の減少も観察されるが、その後再び伸びを見せ、2022年には約2915百万米ドルに達しています。これは一定の市場需要の維持や収益構造の安定性を示唆しています。
総資産の動向: 総資産については、2017年から2022年にかけて僅かな増加を示しており、期間中に約35145百万米ドルから約39361百万米ドルにまで拡大しています。この間、資産規模は緩やかに拡大しているものの、大きな変動は見られず、安定的な事業規模の維持が伺えます。特に、2020年以降は資産増加速度がやや高まっており、規模拡大の努力や資産投資の拡大が進行している可能性があります。
総資産回転率の変動: 総資産回転率は、2017年から2022年までの期間でわずかに変動しつつも、おおむね一定の範囲に収まっています。具体的には、0.3前後の値を中心に推移しており、最も低い値は約0.26、最高値は約0.31です。この指標の安定は、資産に対する収益の効率性が比較的良好に維持されていることを示唆しています。ただし、2020年以降、やや回転率が低下する兆しも見られることから、資産規模の拡大に対し収益効率が追いついていない時期もあった可能性があります。

Norfolk Southern Corp.、自己資本回転率、計算式(四半期データ)

	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31	2017/12/31	2017/09/30	2017/06/30	2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
鉄道営業収入	2,915)	2,852)	2,852)	2,799)	2,639)	2,573)	2,506)	2,085)	2,625)	2,690)	2,841)	2,925)	2,840)	2,896)	2,947)	2,898)	2,717)	2,669)	2,670)	2,637)	2,575)
株主資本	13,461)	13,641)	13,887)	14,317)	14,643)	14,791)	14,941)	14,861)	14,884)	15,184)	15,238)	15,311)	15,331)	15,362)	15,480)	16,559)	16,418)	16,359)	12,727)	12,662)	12,527)
長期活動率
自己資本回転率¹	0.85	0.82	0.78	0.73	0.67	0.66	0.66	0.69	0.74	0.74	0.75	0.76	0.76	0.75	0.73	0.66	0.65	0.64	—	—	—
ベンチマーク
自己資本回転率競合他社²
FedEx Corp.	3.56	3.47	3.58	3.55	3.67	3.78	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Uber Technologies Inc.	2.40	1.21	1.07	0.90	0.79	0.91	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Union Pacific Corp.	1.90	1.54	1.52	1.44	1.19	1.15	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
United Airlines Holdings Inc.	8.00	4.90	3.66	2.98	2.04	2.58	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
United Parcel Service Inc.	6.41	6.83	7.84	8.56	12.52	128.81	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—

¹ Q1 2022 計算
自己資本回転率 = (鉄道営業収入_{Q1 2022} + 鉄道営業収入_{Q4 2021} + 鉄道営業収入_{Q3 2021} + 鉄道営業収入_{Q2 2021}) ÷ 株主資本
= (2,915 + 2,852 + 2,852 + 2,799) ÷ 13,461 = 0.85

² 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。

売上高の推移: 鉄道営業収入は、2017年から2022年にかけて全体的に増加傾向を示した。特に、2018年第1四半期から2019年第4四半期にかけては安定して高水準を維持しており、その後は2019年第4四半期以降、減少傾向が見られる。2020年の間に一時的に収入の減少が見られるものの、その後は再び増加し、2022年第1四半期には比較的高い水準に回復している。
株主資本の変動: 株主資本は、2017年から2020年にかけて比較的安定して推移していたが、2020年以降は漸減している。特に2020年の株主資本の低下は、収益性の低下や配当の増加などの要因に起因する可能性がある。2022年の値では、ピーク時に比べて約4割程度の減少が見られ、資本の蓄積ペースは鈍化していると考えられる。
自己資本回転率の動向: 自己資本回転率は、2017年のデータが欠損しているが、それ以降は2018年第1四半期から一貫して上昇傾向にある。特に、2020年第1四半期以降は0.66から0.82にかけて顕著な上昇を示しており、自己資本あたりの売上高の効率が向上していることが示唆される。これにより、資本の運用効率が改善したと考えられる。
総合的な評価: 売上高は全体的に増加傾向にあり、市場の拡大や輸送需要の増加が反映されている可能性がある。一方、株主資本の減少は財務の圧迫要因となり得るが、自己資本回転率の改善と合わせて、効率的な資本運用が継続していると評価できる。ただし、株主資本の低下が長期的な財務安定性に影響を及ぼす可能性も留意する必要がある。今後は、収益性と資本の蓄積バランスの維持が課題となると考えられる。

Norfolk Southern Corp. (NYSE:NSC)

長期活動比の分析
四半期データ

長期活動比(サマリー)

固定資産回転率

総資産回転率

自己資本回転率

Norfolk Southern Corp. (NYSE:NSC)

長期活動比の分析 四半期データ

長期活動比(サマリー)

固定資産回転率

総資産回転率

自己資本回転率

長期活動比の分析
四半期データ