自己資本利益率 (ROC)
自己資本利益率は、事業資産に対する税引後利益率です。投下資本利益率は、金利や会社の負債や資本構造の変化の影響を受けません。ビジネスの生産性パフォーマンスを測定します。
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投下資本利益率 (ROIC)
Fiserv Inc., ROIC計算、ベンチマークとの比較
| 2021/12/31 | 2020/12/31 | 2019/12/31 | 2018/12/31 | 2017/12/31 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||
| 税引後営業利益 (NOPAT)1 | ||||||
| 投下資本2 | ||||||
| パフォーマンス比 | ||||||
| ROIC3 | ||||||
| ベンチマーク | ||||||
| ROIC競合 他社4 | ||||||
| Accenture PLC | ||||||
| Adobe Inc. | ||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||
| Datadog Inc. | ||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||
| Intuit Inc. | ||||||
| Microsoft Corp. | ||||||
| Oracle Corp. | ||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||
| Salesforce Inc. | ||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||
| Synopsys Inc. | ||||||
| Workday Inc. | ||||||
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31).
1 NOPAT. 詳しく見る »
2 投下資本. 詳しく見る »
3 2021 計算
ROIC = 100 × NOPAT ÷ 投下資本
= 100 × ÷ =
4 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 税引後営業利益 (NOPAT)の推移
- 2017年から2021年にかけて、税引後営業利益は連続して増加しており、特に2019年以降に利益増加のペースが高まっている。これにより、収益力の向上が示唆されている。
- 投下資本の動向
- 投下資本は2017年から2018年にかけて緩やかに増加した後、2019年にかけて急激に増加している。その後はやや減少または横ばいの傾向を示しており、資本投入と資産の変動が見られる。
- 投下資本利益率 (ROIC)の変化
- ROICは2017年と2018年に比較的良好な水準を維持しているが、2019年に大きく低下している。2020年と2021年に若干回復し、再び3%台に近づいているが、依然として2017-2018年の水準には及んでいない。これは投資効率の一時的な低下または資本効率の改善が遅れている可能性を示唆している。
- 総合的な分析
- 税引後営業利益の持続的な増加は、収益性の改善を示している。一方で、投下資本の増加とROICの一時的な低迷は、資本効率の課題を示している。2019年の投下資本の増加とROICの大幅低下は、資本投入の効率性に一時的な悪影響をもたらしている可能性があるが、その後の回復は、資本の効率性改善に向けた動きを反映していると考えられる。
ROICの分解
Fiserv Inc.、ROICの分解
| ROIC | = | OPM1 | × | TO2 | × | 1 – CTR3 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12/31 | = | × | × | ||||
| 2020/12/31 | = | × | × | ||||
| 2019/12/31 | = | × | × | ||||
| 2018/12/31 | = | × | × | ||||
| 2017/12/31 | = | × | × |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31).
- 営業利益率 (OPM)
- 2017年から2018年にかけては比較的安定した水準（約28.5%）を維持していたが、2019年以降は大きく低下し、2020年には約13.4%、2021年には約15.8%へと減少している。これは、利益率の圧迫や収益性の改善に関する課題を示している可能性がある。ただし、2021年にはやや回復傾向が見られる。
- 資本回転率(TO)
- 資本回転率は2017年から2018年にかけてやや低下しているが、2019年には著しく低下し、0.17にまで落ちている。2020年と2021年には再び上昇し、それぞれ0.25と0.27に回復している。この変動は、資本の効率的な活用に関して一時的な課題があったものの、近年は改善の兆しを見せていることを示唆している。
- 実効現金税率 (CTR)
- この指標は2017年から2018年にかけて上昇し、2019年まで高い水準（約86%）を維持していた。2021年には約69.88%と大幅に低下しており、税負担の軽減または税戦略の改善を示唆している可能性がある。ただし、2019年と比較して2021年の税率は大きく改善されているが、他の期間では安定性に欠ける動きも見られる。
- 投下資本利益率 (ROIC)
- 投下資本利益率は2017年から2018年にかけて約12.8%から13.3%にやや向上した後、2019年にはわずか2.5%にまで減少している。2020年と2021年には再び上昇し、それぞれ約2.87%と3.01%に達している。この動きは、資本に対する収益性が2019年に大きく落ち込んだものの、その後改善傾向にあることを示している。ただし、全体的な水準は比較的低い水準にとどまっている。
営業利益率 (OPM)
Fiserv Inc., OPM計算、ベンチマークとの比較
| 2021/12/31 | 2020/12/31 | 2019/12/31 | 2018/12/31 | 2017/12/31 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||
| 税引後営業利益 (NOPAT)1 | ||||||
| もっとその： 現金営業税2 | ||||||
| 税引前営業利益 (NOPBT) | ||||||
| 収入 | ||||||
| もっとその： 契約負債の増加(減少) | ||||||
| 調整後収益 | ||||||
| 収益率 | ||||||
| OPM3 | ||||||
| ベンチマーク | ||||||
| OPM競合 他社4 | ||||||
| Accenture PLC | ||||||
| Adobe Inc. | ||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||
| Datadog Inc. | ||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||
| Intuit Inc. | ||||||
| Microsoft Corp. | ||||||
| Oracle Corp. | ||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||
| Salesforce Inc. | ||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||
| Synopsys Inc. | ||||||
| Workday Inc. | ||||||
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31).
1 NOPAT. 詳しく見る »
2 現金営業税. 詳しく見る »
3 2021 計算
OPM = 100 × NOPBT ÷ 調整後収益
= 100 × ÷ =
4 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 収益と利益の推移
- 2017年から2021年にかけて、調整後収益は増加傾向を示しており、特に2019年から2021年にかけて顕著な成長が見られる。この期間において、調整後収益は約2.8倍に拡大しており、事業規模の拡大と収益性の向上が示唆される。一方、税引前営業利益は一定範囲内で推移しつつも、2021年には過去最高値に近づいている。
- 利益率の変動
- 営業利益率は2017年から2018年にかけてほぼ横ばいで推移したものの、2019年以降は低下に転じている。2019年には17.56%まで低下し、その後2020年に更に13.42%と底値を記録したが、2021年には15.78%に回復している。この変動は、収益増加に伴うコスト構造や収益性の調整を反映している可能性が考えられる。
- 総括的な見解
- 全体として、調整後収益の持続的な増加は、事業の拡大と市場での競争力の強化を示唆している。一方、営業利益率の低下傾向は、拡大に伴うコスト圧力や効率性の課題を示している可能性があり、今後の収益性改善のためにはコスト管理の強化が求められることが考えられる。
資本回転率(TO)
Fiserv Inc., TO計算、ベンチマークとの比較
| 2021/12/31 | 2020/12/31 | 2019/12/31 | 2018/12/31 | 2017/12/31 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||
| 収入 | ||||||
| もっとその： 契約負債の増加(減少) | ||||||
| 調整後収益 | ||||||
| 投下資本1 | ||||||
| 効率比 | ||||||
| TO2 | ||||||
| ベンチマーク | ||||||
| TO競合 他社3 | ||||||
| Accenture PLC | ||||||
| Adobe Inc. | ||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||
| Datadog Inc. | ||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||
| Intuit Inc. | ||||||
| Microsoft Corp. | ||||||
| Oracle Corp. | ||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||
| Salesforce Inc. | ||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||
| Synopsys Inc. | ||||||
| Workday Inc. | ||||||
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31).
- 調整後収益の推移
- 2017年から2021年にかけて、調整後収益は一定の変動を示しながらも、全体として顕著な成長傾向を示している。2019年以降は特に増加傾向が顕著であり、2020年には約1.5倍以上に拡大し、その後も持続的に増加していることから、事業規模の拡大や売上高向上につながる要因があったと考えられる。
- 投下資本の変動
- 投下資本は2017年から2018年までに微増した後、2019年に急激に増加している。2019年の投下資本は前年度比で大きく跳ね上がり、その後2020年と2021年にはやや減少または横ばいの形で推移している。この急激な増加は、大規模な資本投資や買収、または資産の膨大な拡充が行われた可能性を示している。
- 資本回転率(TO)の動向
- 資本回転率は2017年と2018年に比較的高い水準を維持していたが、2019年以降は大幅に低下している。特に2019年には0.17にまで低下しており、投下資本の増加に対し収益の伸びが相対的に鈍化していることを示している。この傾向は、資本効率の低下や、収益性の改善が一時的に停滞した可能性を示唆している。
- 総合的な分析
- 調整後収益は増加基調にある一方で、投下資本の増加速度の方が高いため、資本回転率は低下している。このことは、資本投入の拡大が収益成長に十分に反映されていない状況を表しており、資本の効率性に課題がある可能性があると考えられる。今後は、収益性と資本効率のバランスを改善することが、企業の持続的成長にとって重要となるだろう。
実効現金税率 (CTR)
Fiserv Inc., CTR計算、ベンチマークとの比較
| 2021/12/31 | 2020/12/31 | 2019/12/31 | 2018/12/31 | 2017/12/31 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||
| 税引後営業利益 (NOPAT)1 | ||||||
| もっとその： 現金営業税2 | ||||||
| 税引前営業利益 (NOPBT) | ||||||
| 税率 | ||||||
| CTR3 | ||||||
| ベンチマーク | ||||||
| CTR競合 他社3 | ||||||
| Accenture PLC | ||||||
| Adobe Inc. | ||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||
| Datadog Inc. | ||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||
| Intuit Inc. | ||||||
| Microsoft Corp. | ||||||
| Oracle Corp. | ||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||
| Salesforce Inc. | ||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||
| Synopsys Inc. | ||||||
| Workday Inc. | ||||||
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31).
1 NOPAT. 詳しく見る »
2 現金営業税. 詳しく見る »
3 2021 計算
CTR = 100 × 現金営業税 ÷ NOPBT
= 100 × ÷ =
4 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 現金営業税の推移と割合の変動
- 2017年から2018年にかけて現金営業税は471百万米ドルから288百万米ドルへ減少し、その後2019年および2020年には引き続き減少し、2020年の278百万米ドルに達した。ただし、2021年に再度増加し775百万米ドルとなっている。これにより、現金営業税は短期的には減少傾向を示したものの、最終年度には大きく増加していることがわかる。
- 税引前営業利益（NOPBT）の変動
- 税引前営業利益は、2017年の1646百万米ドルから2018年には若干減少し、1610百万米ドルとなった。2019年、2020年にはそれぞれ1820百万米ドルおよび2005百万米ドルへと増加し、特に2020年には前年度よりも顕著な増加を示した。2021年には2572百万米ドルまで拡大し、利益水準が継続的に上昇していることが読み取れる。
- 実効現金税率（CTR）の動向
- 実効現金税率は2017年の28.58%から2018年に大きく縮小し、17.87%となった。その後も2019年と2020年にかけて、じょじょに低下し、14.01%および13.84%の低水準を維持した。一方で、2021年には30.12%へと急激に上昇しており、一年度で大きく変動している。税率の顕著な変動は、税政策や税務戦略の見直し、または一時的な税金負担の変化を反映している可能性がある。
- 総合的な傾向と分析
- 全体として、税引前営業利益は一貫して増加傾向にあり、収益基盤の拡大を示している。一方で、現金営業税は短期的には変動がみられるが、最終年度には大きく増加しており、税負担に関する変化や調整が影響している可能性がある。実効現金税率は、2019年まで低水準にあり、その後2021年に大きく上昇していることから、税務負担の見直しや税制の変動が財務状況に影響していると考えられる。