損益計算書の構造
四半期データ
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Cummins Inc.、連結損益計算書の構成(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2024-03-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-Q (報告日: 2023-09-30), 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-10-03), 10-Q (報告日: 2021-07-04), 10-Q (報告日: 2021-04-04), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-27), 10-Q (報告日: 2020-06-28), 10-Q (報告日: 2020-03-29), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-29), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31).
- 売上高の割合
- 全期間を通じて、売上高の割合は一定であり、100％に設定されているため、売上高の基準に対して他の項目の割合を示している。これにより、売上高に対する各費用や利益の割合を比較しやすくなっている。
- 売上総利益率の変動
- 売上総利益率は、全体的に安定しており、2019年から2023年にかけておおむね24％前後の範囲で推移している。特に2020年の第2四半期（2020/06/28）には一時的に低下したが、その後は回復し、2023年にかけてやや改善の傾向が見られる。
- 販売費及び管理費の推移
- 販売費及び一般管理費の割合は、概ね9％から11％の範囲で推移し、季節や四半期による変動が見られる。2024年第1四半期には若干増加したが、全体としては着実に安定した水準を維持している。これにより、費用効率の管理は比較的良好であると考えられる。
- 研究・開発費の動向
- 研究・開発・エンジニアリング費の割合は、概ね4.2％から4.9％の範囲で推移し、2023年まで大きな変動は見られない。この一貫性は、同社のイノベーション投資が計画的に進められていることを示唆する。
- 営業利益の推移と特殊要因
- 営業利益率は、2019年には13％台を維持していたが、2020年第1四半期にはやや低下し、その後も変動が続く。特に2023年第2四半期（2023/06/30）では、14.19％のマイナスに転じており、一時的に大きな損失が発生したことが示される。また、2024年第1四半期には再び回復基調にあることが観察できるが、一部期間には異常な下落も見られる。
- その他の収入と純利益
- その他の営業外収入は、全期間を通じて比較的安定して推移しており、2024年第1四半期には一時的に大きく増加している。税引前純利益は、2024年第1四半期に40％以上の増加を示し、全体的に収益性の改善が示唆されている。一方、2023年第2四半期には大きな損失が出ているが、その後回復傾向にある。
- 純利益の動き
- 連結当期純利益は、全体的に変動が大きく、特に2023年の第2四半期には大幅なマイナスを記録しているが、その後は改善しつつある。カミンズに帰属する純利益も似た傾向を示し、一時的な損失を経て、2024年3月期には回復傾向にある。ただし、第2四半期における大きな変動には外部要因や特別損益の影響が考えられる。
- その他のポイント
- リストラクチャリングアクションについては、2020年第2四半期にマイナスの割合を示した記録があるのみで、その後のデータには明示されていない。営業利益の変動や純利益の振幅は、外部環境や市場状況に左右されている可能性が高く、特に2023年度の著しい損益変動は注意を要する。一方、利息費用は比較的安定しており、全期間で1％以下の範囲に収まっているため、財務コスト管理は徹底されていると考えられる。