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Tesla Inc. (NASDAQ:TSLA) 

貸借対照表の構造:資産

Tesla Inc.、連結貸借対照表の構成:資産

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2024/12/31 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31
現金および現金同等物 13.22 15.38 19.74 28.29 37.17
短期投資 16.73 11.91 7.20 0.21 0.00
売掛金、純額 3.62 3.29 3.59 3.08 3.62
在庫 9.84 12.78 15.59 9.27 7.86
前払費用およびその他の流動資産 4.39 3.18 3.57 2.77 2.58
流動資産 47.81% 46.54% 49.69% 43.62% 51.23%
オペレーティング・リース車両、正味 4.57 5.62 6.12 7.26 5.93
太陽エネルギー・システム、ネット 4.03 4.90 6.67 9.28 11.47
有形固定資産、プラントおよび設備、ネット 29.36 27.88 28.60 30.39 24.44
オペレーティングリース使用権資産 4.23 3.92 3.11 3.24 2.99
デジタル資産、純資産 0.88 0.17 0.22 2.03 0.00
無形固定資産、純額 0.12 0.17 0.26 0.41 0.60
好意 0.20 0.24 0.24 0.32 0.40
繰延税金資産 5.34 6.32 0.40 0.14 0.13
その他の固定資産 3.45 4.25 4.69 3.30 2.82
固定資産 52.19% 53.46% 50.31% 56.38% 48.77%
総資産 100.00% 100.00% 100.00% 100.00% 100.00%

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31).


総資産に占める流動資産の割合の推移
2020年度には約51.23%であった流動資産比率は、その後概ね低下傾向にあり、2022年度には49.69%にやや増加したものの、その後2023年度に46.54%、2024年度には47.81%とおおむね横ばいの状態を維持している。特に、現金および現金同等物の比率は2020年度の37.17%から2024年度の13.22%まで減少しており、現金資産の割合が減少する一方、流動資産の構成は多様化しつつあると考えられる。

現金・現金同等物の変化
現金および現金同等物は、総資産に占める割合が着実に低下し続けており、2020年の37.17%から2024年の13.22%へと約4分の1にまで縮小している。これにより、同社のキャッシュポジションが縮小している傾向を示唆している。ただし、短期投資は2021年度以降増加し、2024年度には16.73%に達しており、流動性の確保に資産を振り向けていることが窺える。
長期資産の構成と変化
有形固定資産、プラントおよび設備の比率は、2020年度の24.44%から2024年度には29.36%へと増加しており、設備投資の拡大を反映している。一方、無形固定資産の比率は低く、2020年度の0.6%から2024年度には0.12%に減少している。繰延税金資産は2022年度以降増加を見せており、2024年度には5.34%に達していることから、将来の税負担軽減や資産価値の変動に備えている可能性がある。

特定資産項目の変動
太陽エネルギー・システムのネット資産は、2020年度には11.47%であったが、2024年度には4.03%に減少していることから、同資産の比率は縮小していることが分かる。オペレーティング・リース車両、使用権資産は2020年度の5.93%から2024年度の4.23%に減少しており、保有資産のリース形態や使用権の管理方針の変化が示唆される。

その他資産項目および変動
デジタル資産は、2021年度に2.03%を占めていたが、その後減少し、2024年度には0.88%となっている。固定資産の総合比率は2020年度の48.77%から2024年度の52.19%にやや増加しており、全体的には有形資産の重要性が高まっていることが示される。

全体的な傾向と分析
総じて、現金・現金同等物の比率は低下傾向にあるものの、短期投資の増加により流動性の確保を図っていると考えられる。また、長期資産の構成は有形固定資産の比重増加を示し、設備投資や資産の実質的な価値向上に重点を置いていることが推察される。一方、太陽エネルギー関連資産やリース資産など、環境・新規事業展開に関連する資産比率は縮小傾向にあり、資産構造の変化は多角化と資産効率性の向上を追求している可能性を示唆している。