貸借対照表:負債と株主資本
四半期データ

貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。

負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。

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Caterpillar Inc.、連結貸借対照表:負債および自己資本(四半期データ)

百万米ドル

総負債は、2020年3月31日の616億5500万米ドルから、2025年3月31日の903億2500万米ドルへと増加傾向にあります。特に、2023年から2025年にかけての増加幅が大きくなっています。

流動負債: 流動負債は、2020年3月31日の265億1600万米ドルから、2025年3月31日の349億3400万米ドルへと増加しています。この増加は、買掛金やその他の流動負債の増加に起因すると考えられます。
非流動負債: 非流動負債は、2020年3月31日の351億3900万米ドルから、2025年3月31日の370億7200万米ドルへと増加しています。1年後に期限が切れる長期借入金の変動が、非流動負債の増減に影響を与えていると考えられます。

株主資本総額は、2020年3月31日の142億3900万米ドルから、2025年3月31日の206億5900万米ドルへと増加しています。これは、普通株主に帰属する株主資本の増加に牽引されています。

普通株主に帰属する株主資本: 普通株主に帰属する株主資本は、2020年3月31日の141億9700万米ドルから、2025年3月31日の206億5800万米ドルへと増加しています。その他包括損失累計額は、期間を通じてマイナスの値を示しており、株主資本の増加を一部相殺しています。

事業で使用された利益は、2020年3月31日の355億400万米ドルから、2025年3月31日の644億6000万米ドルへと大幅に増加しています。この増加は、収益性の改善を示唆しています。

金融商品: 金融商品の数値は、負債と資産の両方で大きな変動を示しています。特に、負債の金融商品は、2021年12月31日にピークを迎え、その後は減少傾向にあります。一方、資産の金融商品は、全体的に増加傾向にあります。

買掛金は、2020年3月31日の57億6900万米ドルから、2025年3月31日の87億2900万米ドルへと増加しています。未払費用も同様に、期間を通じて増加傾向にあります。

機械、エネルギー、輸送に関連する収益は、全体的に安定していますが、2024年以降に増加傾向が見られます。特に、2025年3月31日には106億6900万米ドルに達しています。